音楽紀行シリーズ
「四万十川」
ビクターエンタテインメント(株) VICG-60117 ¥2,300(税込)

 僕の名前は“水野一滴”
 空を旅して山に舞いおりる。葉っぱの上に着陸、まずは土にもぐって一休み。そして旅立ち、僕は山の岩肌から顔を出しそれっと飛び下りる。そして水野家の仲間と合流、みんなで旅が始まる。木漏れ日の中を小鳥たちの歌を聞きながら軽い足取りで…気持ちいいなあ。森をでる頃魚君とも出会うようになる。仲間も次第に増えて立派な川になってきたぞ。流れる音も一人前だ。
 川岸の花たちに手を振りながら僕たちは行く。そう言えば昔、途中で水車を回したこともあったっけ…この頃は見かけないなあ。
水野家の親戚も続々合流、いよいよ本格的な流れになってきた。
やあ、橋の上から僕たちを眺めている人たちがいる。今日は天
気がいいからのんびりしていってね。
 魚君やエビ君たちも増えてきた。漁師のおじさんが元気に網を投げている。みんな達者でね。…やあ、トンボ君と一緒に屋形船が僕たちの上をいく。楽しそうだな。お酒飲んでいる人もいるぞ。落っこちないように気をつけて。
 大きな橋が多くなってきた。海は近いぞ。おっ、花火だ。今日は花火大会だったんだ。…綺麗だなあ。さあいよいよ海、また僕の家に帰ってきた。
 今回の旅はなんだかとても気持ち良かった…。そう、途中にダムが無かったから疲れなかったし魚君たちとも結構長いことお話ができた。楽しかった…ああ四万十川という名前なんだって。また来よう。
             苫米地義久(ライナーノーツより)

音楽紀行シリーズ
「四万十川」

1.清流 四万十川   6:03
 2.源流の森      5:14
 3.木もれ日の森を行く 4:09
 4.ひまわりの咲く道  5:34
 5.水の里を行く    5:36
 6.清流の贈り物    4:37
 7.川面ゆらす風    3:45
 8.トンボの舞う楽園  5:00
 9.雲が流れ鳥が遊ぶ  4:58
 10.清流は海へ     4:44
 11.水の旅はるかに   4:29
   total time 54:25


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自然音収録地:四万十川

【作曲、ソプラノサックス、シンセサイザー】
苫米地義久